・鮭には色々な種類がありますが、中でも赤味(旨みと栄養に関係)が一番濃厚な「紅鮭」が最高種となります。
・鮭は4年ほどで成魚となり産卵のため川に帰りますが、沖で帰るという本能が働いた時点から食餌が減り、川では餌なしで遡上します。ですから、はるか沖合いで来るべき時に備えた元気な鮭が一番となります。
・これが、道東(南千島付近)であり、晩春から初夏なのです。
・獲れた鮭は大抵冷凍し工場で解凍後塩をされるのですが、「本チャン」はこの冷凍-解凍がないのです。獲った鮭をすぐさま船上で塩処理するという超スグレモノ。ほとんど数はありませんが、全てにおいて最高スペックの逸品なのです。
・鮭は北海道というイメージをお持ちかもしれませんが、「紅鮭」は関西(特に大阪・京都)が中心なのです。これは古くからの食文化によるもので、冬にかけての貴重な蛋白源という感覚ではなく、西日本の種類豊富な海産物に対抗しうる北の「味覚」として最後まで「食い倒れの街」で残ったのがこの「紅鮭」なのです。ですから「こだわり方」が基本的に違うかもしれません。是非、おまかせ下さい。